ダイバーシティ•インクルージョン推進室
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令和6年(2024年)4月より、ダイバーシティ•インクルージョン推進室長に拝命しました森脇由美子です。わが国では、少子高齢化社会が進む中、平成27年(2015年)に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」が整備され、女性人材を活用•育成し、男女が共に活躍できる社会を実現することが強く求められています。
三重大学では、平成20年(2008年)に「女性研究者支援室」を発足し、平成21年の文科省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成事業」に採択(「パールの輝きで、理系女性が三重を元気に」)され女性研究者を支援してきました。平成23年(2011年)には「男女共同参画推進室」と改称し、男女共同参画推進のための様々な活動を行ってまいりました。しかし時代とともに変化する多様性に対する認識に合わせ、令和4年(2022年)より「ダイバーシティ•インクルージョン推進室」に衣替えし、ジェンダー以外にも国籍や文化、障がいの有無、性的嗜好など、より広範な多様性を対象とするダイバーシティ•インクルージョン推進を掲げ、様々な多様性を持つ人々が尊重し合い、共に活躍できる大学をめざし活動しております。
このように多様性に対するとらえ方は拡大し深化してきましたが、その一方で、2023年に過去最低となったジェンダーギャップ指数(146か国中125位、世界経済フォーラム(WEF))に見られるように、日本社会は男女共同参画やジェンダー平等は十分に進んでいるとは言えず、今後も力を入れて取り組んでいかなければならない課題といえます。推進室では、広範な多様性に対する取り組みとともに、男女共同参画およびジェンダー平等のための意識啓発、出産•育児•介護などのライフイベント中の教職員への支援、女性教員の研究力向上支援やネットワークづくりなど、女性たちが活躍できる環境づくりに力を注いでまいります。
2024年4月
ダイバーシティ•インクルージョン推進室長(副学長•ダイバーシティ•インクルージョン担当)
森脇 由美子